【2024年最新版】東北インバウンドが過去最多!岩手県では台湾からの訪問者が6割超え

2024年、東北地方へのインバウンド(訪日外国人観光客)が過去最多を記録しました。観光業の回復が本格化するなかで、特に注目されているのが岩手県です。
なんと、岩手県を訪れた外国人観光客のうち、**台湾からの訪問者が59.1%**を占めるというデータが公表されました。
本記事では、急増する東北インバウンドの最新動向や、岩手県での受け入れ体制、ホームページの多言語対応など、地域観光の取り組みをわかりやすく解説します。
Contents
東北インバウンド、過去最多の229万人泊
日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2024年の東北6県(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)への外国人宿泊者数は229万3770人泊に達し、前年比46.9%増となりました。これはコロナ禍前の2019年の水準を超える過去最多の記録です。
背景には以下の要因があります。
- 国際線の再開・増便(特に台湾・香港便)
- 円安による日本旅行のコストメリット
- 地方ならではの観光資源の再評価
岩手県で急増する台湾からの観光客
岩手県では、外国人観光客のうち**台湾からの旅行者が59.1%**を占めており、圧倒的な存在感を示しています。
なぜ台湾からの観光客が多いのか?
- いわて花巻空港~台北の直行便の再開
- 自然や温泉、食文化といった「地方の魅力」が台湾人旅行者の志向にマッチ
- SNSや口コミを活用したプロモーションが奏功
観光立県へ!岩手県の多言語対応とインバウンド戦略
急増する外国人観光客に対応するため、岩手県ではさまざまな多言語対応・受入整備が進められています。
(1)ホームページの多言語化
岩手県の観光ポータルサイト「VISIT IWATE」では以下の言語に対応。
- 英語
- 繁体字(台湾)
- 簡体字(中国本土)
- 韓国語
- タイ語
(2)観光案内所・サインの多言語表記
主要観光地や駅、空港では英語・中国語表記の案内を整備。外国語対応スタッフの配置も進められています。
(3)キャッシュレス決済・無料Wi-Fi
外国人旅行者の利便性を高めるため、公共交通や観光施設でのキャッシュレス化や無料Wi-Fiスポットの設置が進行中。
(4)インフルエンサーや旅行会社との連携
海外インフルエンサーを招いた「ファムトリップ」や現地旅行会社への営業も積極的に行い、台湾市場への訴求力を高めています。
まとめ|岩手・東北の観光は今が熱い!
- 2024年、東北地方は過去最多のインバウンド需要を記録
- 岩手県では台湾からの観光客が59.1%と最多
- 多言語対応や交通整備など、インバウンド対策を強化
今後ますます注目されるであろう岩手県・東北地方。外国人観光客の満足度を高める取り組みが、日本の地方創生のカギとなりそうです。