2025年3月福岡空港 2本目滑走路運用開始

外国人入国者数が去年、初めて年間300万人を超えた福岡空港は、2025年3月20日から第2滑走路(全長2,500メートル)の供用が開始されます。

これまで福岡空港は1本の滑走路(全長2,800メートル)で運用されており、年間の発着回数は約17万9,000回と、滑走路1本あたりでは国内最多の混雑状況でした。
第2滑走路の供用開始により、1時間あたりの航空機の発着回数は現在の38回から40回に増加し、混雑の緩和が期待されています。
1時間あたりたったの2回しか増えないの?と思うかも知れませんが、年間では17万6000回から18万8000回に増えます。
1機あたりの平均乗客数を仮に150人とすると、12,000回増えるので国際線旅客は180万人増える計算になります。

また、国際線旅客ターミナルビルの増改築工事も進められており、2025年3月28日にリニューアルオープンする予定です。
これにより、国際線旅客1,600万人に対応した施設となり、免税店エリアも現行の約4倍となる6,000平方メートルに拡充されます。

さらに、国内線ターミナル地区では、商業・オフィス・ホテル・バスターミナル機能を備えた複合施設の建設が予定されており、2025年度に完成する見込みです。

これらの整備により、福岡空港はエアポートシティとしての飛躍が期待されています。