【速報】2025年1〜3月のインバウンド消費、過去最高の2.27兆円!観光業に追い風、ホームページの多言語化も進む

2025年初頭、日本のインバウンド観光が大きな盛り上がりを見せています。観光庁の最新発表によると、2025年1〜3月の訪日外国人による旅行消費額はなんと2兆2,720億円。これは前年同期比で28.4%増という驚異的な伸びを記録し、過去最高額を更新しました。

1.訪日外国人数は1,000万人超え!

今年の1月〜3月に日本を訪れた外国人観光客の数は1,053万人。円安の影響や春の訪日需要(特に桜シーズン)が後押しし、アメリカやカナダからの旅行者が大幅に増加したことが要因と見られています。

2.国・地域別の消費ランキング

気になる国別の消費額トップ5は以下の通りです。

1.中国 5,443億円(全体の24.0%)
2.台湾 3,168億円(13.9%)
3.韓国 2,824億円(12.4%)
4.アメリカ 2,188億円(9.6%)
5.香港 1,534億円(6.8%)

特に中国は、渡航規制が緩和された影響もあり、久々の首位返り咲きとなりました。

3.一人当たりの支出も増加傾向

また、外国人旅行者一人あたりの平均旅行支出は22万2,000円。こちらも前年比で5.2%増と、消費意欲の高まりが感じられます。

4.観光業界で進む「多言語対応」ホームページの整備

こうしたインバウンド急増を受けて、全国の自治体や観光施設、飲食店、宿泊施設ではホームページの多言語化対応が急ピッチで進められています。

英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語はもちろん、最近ではタイ語やフランス語などにも対応するケースも増えており、「言語の壁を感じさせない日本旅行」の実現に一歩ずつ近づいています。

さらに、翻訳だけでなく、文化やマナーの案内も各国に合わせて最適化する動きが出てきており、単なる直訳ではない“伝わる”情報発信がカギとなっています。